油絵の道具(5)筆/ 毛の種類

今回は、毛の種類についてまとめてみました。
油彩の定番は硬い豚毛ですが、それ以外の筆も広く使われています。軟毛はタッチのない柔らかい表現や、細かい描写に向いています。
慣れてきたら、油彩コーナーだけでなく、いろいろなコーナーの筆を試してみてください!

【硬毛】

■豚毛
20130926-213617.jpg
油彩といえば豚毛です。中国産のものが多いとのこと。
硬いのでコシが強く絵の具がたっぷりとのります。また、油絵らしいタッチをつけることができます。

値段が高いものはコシがよく、毛も抜けづらいです。

【中硬毛】

■マングース
20130927-112228.jpg
豚毛の次に弾力があるとされます。毛色がまだら模様をしているのが特徴です。

【軟毛】

■イタチ(赤テン、セーブル、)
20130927-112655.jpg
赤テン(イタチ科)の毛が使われます。価格は高いですが、コシがあり、毛のまとまりが良いです。
セーブルの中でも、コリンスキーの毛が最高級とされています。

■リス
20130926-213632.jpg
コシはありませんが、ふくみがよく描きやすいです。毛のまとまりが良く、オイルを多めにとくと美しいタッチが描けます。

【合成繊維毛】

■ナイロン
・合成繊維毛のみ
20130927-113352.jpg
価格が手ごろ。
軟毛ですがコシもあります。使っていくうちに毛がパサつきやすいです。
安いので、筆がダメになりやすいアクリル画によく使われます。油彩でも使う人は多いです。

■リセーブル
・合成繊維の特殊加工
・合成繊維+動物の毛
20130927-113406.jpg
→動物の毛に近い使用感を再現したもの。ナイロンと同様、やはり、使っていくうちに毛先がバラバラになるものが多いです。

※丸善インターロン筆
20130927-163922.jpg

ナイロンも、種類によっては長持ちするものもあります。最近のおすすめは丸善インターロン筆です。
安いのに、コリンスキーのような描き具合なのです。
内側の毛にカールをつけているとのこと。そのためか、ナイロンにありがちな毛のパサつきがなく、とてもおすすめです。