デッサンの道具 (5)はかり棒

デスケルに引き続き、デッサン補助道具の紹介です。

デッサンでは、ものの大きさを比率でとらえます。
「ビンの横幅」をaとした場合、ビンの縦はaが何個分なのか?
およその比率を計測するための道具が、はかり棒です。

【はかり棒とは】

目盛りのついた四角い棒に、ピアノ線がネジで固定してあります。
四角い棒の部分でものの比率、ピアノ線で角度や垂直をはかります。

デッサン初期の段階で、紙に目安の線をひくときにも使えますね。

※はかり棒を持っていなければ、無理して購入する必要はありません。
長めの鉛筆で代用可能です。
まっすぐで棒状のものを身近で探してみてください。

ホームセンターで1cm角の細い角棒を購入し、20〜50cmにカットして使うのもおすすめです。

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【使い方】

1)モチーフに対してまっすぐに腕を伸ばし、棒を垂直に立てて持ちます。
棒を持った手の親指を使って基本とする長さ=aを決め、他の部分はaが何個分か測ります。

2)同様に紙の上でも、aに対しての他の部分の比率がモチーフと合っているか、棒を使って測ります。

3)間違っている部分を調節していきます。

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20130630-112513.jpg@画材販売.jp

デッサンの道具 (4)デスケル