ボッティチェリ展@東京都美術館〜4/3

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会期終了間近の展覧会のご紹介です!

ボッティチェリ展が今週末まで、上野で開催されています。
美術の教科書にも載っているので、「ヴィーナスの誕生」や「春(プリマヴェーラ)」はほとんどの方が見たことがありますね。
以前はAdobeのソフト、イラストレーターの表紙にも使われていました。

もちろん上記の2点は来ていませんが、テンペラの美しい大作など、初期ルネサンスの巨匠 ボッティチェリ作品が約20点展示されています。
人物の肌の透明感や構図、色彩といった様々な点で刺激のある展覧会です。

ボッティチェリ以外にも、ボッティチェリの師 フィリッポ・リッピ、ボッティチェリの弟子 フィリッピーノ・リッピの作品もまとまって紹介されています。

まもなく終了のため会場は非常に混み合うとは思われますが、
テンペラによるルネサンスの絵画をじっくり鑑賞できる貴重な機会です。

ご都合のつく方はぜひぜひどうぞ!お花見も併せて!

※上野公園では他にもVOCA展(〜3/30まで)が開催中です。

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ボッティチェリ展
2016年1月16日(土) ~ 4月3日(日)
@東京都美術館(上野公園内)

■休館日
月曜日、3月22日(火)
※ただし、3月21日(月・休)、28日(月)は開室

■時間
9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
※毎週金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)

■入館料
一般 1,600円
学生(大学生・専門学校生)1,300円
高校生 800円
65歳以上 1,000円

※中学生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(いずれも証明できるものをご持参ください)

■アクセス
東京都美術館(上野公園内)

JR上野駅「公園口」より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
京成電鉄京成上野駅より徒歩10分

▼ボッティチェリ展公式

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はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション@国立新美術館〜4/4

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岡山県倉敷市にある、あの大原美術館のコレクション展です。

主に印象派から、戦前の日本の油画、戦中戦後のヨーロッパ・アメリカ絵画、そして日本の現代絵画まで、幅広い年代の作品が紹介されています。

コレクションとしての面白さもある展覧会で、印象派のコレクションにおいてはモネやルノワールなど直接作家と交渉して購入したのだということ。

その他、エジプトやオリエント、東洋の古美術なども少し展示されており、こちらも見応えありでした!
六本木の国立新美術館にて、4月4日まで開催中です!

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『はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション』
2016年1月20日(水)~4月4日(月)
@国立新美術館(六本木)

◼︎時間10:00~18:00
(金曜は20:00まで開館、入場は閉館の30分前まで)

◼︎休館日 火曜

◼︎料金
一般1,600円
大学生1,200円
高校生800円

※中学生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料

▼「はじまり、美の饗宴展」展覧会公式HP 

村上隆の五百羅漢図展@森美術館-3/6

村上隆の五百羅漢図

国際的に活躍する現代アーティスト 村上隆の展覧会が森美術館にて開催中です。

数年前のヴェルサイユ宮殿での個展が記憶に新しいですね。今回の展覧会は、カタールの王女からの依頼で制作された大作 五百羅漢図がメインとなっています。

14年ぶりの個展です。そういえば、実物を見る機会はあまりなかったのでは・・。ファクトリーで制作されたアクリル作品の完成度は高く、職人的な仕事も感じさせます。

オタク文化を日本の美術史と結びつけスーパーフラットという概念を提示した村上隆ですが、今回の五百羅漢図のモチーフは過去の日本画。
日本画の面白さを、アニメやイラストの要素を取り入れながらまた再構築したような、そんな印象を受けました。

近作に限る展示でしたが、映像やインタビューもあり、村上隆という作家を知るためにおすすめの展覧会です!

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村上隆の五百羅漢図展
2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
@森美術館

会期中無休

◼︎開館時間
10:00-22:00(火曜は10:00-17:00)
※11/3(火・祝)は22:00まで
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで

◼︎入館料
一般1,600円
学生(高校・大学生)1,100円
子供(4歳~中学生)600円

※展望台 東京シティビュー、屋上スカイデッキへは別途料金がかかります。

◼︎アクセス
森美術館
(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
六本木駅直結 六本木ヒルズ内

森美術館HP

※トップの作品画像
村上隆《五百羅漢図》2012年
アクリル、キャンバス、板にマウント 302×10,000cm 個人蔵
展示風景:「Murakami – Ego」アル・リワーク展示ホール、ドーハ、2012年 撮影:GION
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