村上隆の五百羅漢図展@森美術館-3/6

村上隆の五百羅漢図

国際的に活躍する現代アーティスト 村上隆の展覧会が森美術館にて開催中です。

数年前のヴェルサイユ宮殿での個展が記憶に新しいですね。今回の展覧会は、カタールの王女からの依頼で制作された大作 五百羅漢図がメインとなっています。

14年ぶりの個展です。そういえば、実物を見る機会はあまりなかったのでは・・。ファクトリーで制作されたアクリル作品の完成度は高く、職人的な仕事も感じさせます。

オタク文化を日本の美術史と結びつけスーパーフラットという概念を提示した村上隆ですが、今回の五百羅漢図のモチーフは過去の日本画。
日本画の面白さを、アニメやイラストの要素を取り入れながらまた再構築したような、そんな印象を受けました。

近作に限る展示でしたが、映像やインタビューもあり、村上隆という作家を知るためにおすすめの展覧会です!

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村上隆の五百羅漢図展
2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
@森美術館

会期中無休

◼︎開館時間
10:00-22:00(火曜は10:00-17:00)
※11/3(火・祝)は22:00まで
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで

◼︎入館料
一般1,600円
学生(高校・大学生)1,100円
子供(4歳~中学生)600円

※展望台 東京シティビュー、屋上スカイデッキへは別途料金がかかります。

◼︎アクセス
森美術館
(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
六本木駅直結 六本木ヒルズ内

森美術館HP

※トップの作品画像
村上隆《五百羅漢図》2012年
アクリル、キャンバス、板にマウント 302×10,000cm 個人蔵
展示風景:「Murakami – Ego」アル・リワーク展示ホール、ドーハ、2012年 撮影:GION
©2012 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

丸山直文 「夜みる夢を構築できるか」@清澄白河 〜12/21

20131127-101725.jpg夜みる夢を構築できるか
2013, acrylic on cotton, 27.5x41cm

丸山直文さんは、多くの美術館に作品が収蔵されている作家で、ムサビの教授もされている方です。
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

リアルタイムの日本の「絵画」を知ろうと思ったら、ぜひ1度は見るべき作家だと思います。

アクリル絵の具を使い、綿布にぼかしたり、滲ませたりする「ステイニング」という手法と向き合いながら制作をしています。

巨大なキャンバスに描かれる鮮やかで軽やかな映像は、「絵画」と具象的なイメージの間を漂わせます。

特に、アクリル絵の具を使っていこうと考えている方には、参考となるヒントが隠されているのでは!

倉庫の中にギャラリーがいくつか集まっている場所です。
近くの清澄庭園も併せて、ぜひどうぞ。

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丸山直文 「夜みる夢を構築できるか」
2013年11月22日(金)~2013年12月21日(土)
@ シュウゴアーツ(清澄白河)

休館 日・月曜日、祝日
12:00 -19:00

▼ギャラリーHP

■アクセス
地下鉄 半蔵門線 清澄白河駅より徒歩7分程度
東京都江東区清澄1-3-2 5階

20131127-102005.jpghill and sheep
2013, acrylic on cotton, 181.8×227.3cm