ジョルジョ・モランディ展 @東京駅 〜4/10

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モランディの展覧会が開催中ですね。
実物を見たかった!という方も多いのでは。

20世紀前半の最高の画家の一人とも呼ばれるジョルジョ・モランディ(1890~1964)は、イタリア・ボローニャの画家です。
絶妙な色彩と構図の静物画で有名ですね。

名声を得ていながらも、旅行や外遊などには無関心で、人生のほとんどの時間を故郷の自宅兼アトリエで過ごしていたとのこと。主にビンや水差しなどの静物をモチーフに、彩度を落とした画面で構成される絵画を描き続けます。
我々からすると非常にストイックにも見える、ひとつものを探求していくその姿勢には学ばされるところも多々あります。

絵の具の質感ひとつひとつにも絵画への愛情が感じられる作品です。
油彩の他に、デューラーのようなハッチングを使った版画も展示されています。

トップ画像の作品が気になった方は、ぜひどうぞ!

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ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏
2016年2月20日(土)―4月10日(日)
@ 東京ステーションギャラリー(東京駅)

■休館日
月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)

■開館時間
10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで

■料金
一般1,100円
高校・大学生900円
中学生以下無料

※20名以上の団体は300円引き
※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料

■アクセス
東京ステーションギャラリー
東京駅  JR 丸の内北口 改札を出てすぐ(駅直結)

 

▼東京ステーションギャラリーHP 

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はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション@国立新美術館〜4/4

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岡山県倉敷市にある、あの大原美術館のコレクション展です。

主に印象派から、戦前の日本の油画、戦中戦後のヨーロッパ・アメリカ絵画、そして日本の現代絵画まで、幅広い年代の作品が紹介されています。

コレクションとしての面白さもある展覧会で、印象派のコレクションにおいてはモネやルノワールなど直接作家と交渉して購入したのだということ。

その他、エジプトやオリエント、東洋の古美術なども少し展示されており、こちらも見応えありでした!
六本木の国立新美術館にて、4月4日まで開催中です!

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『はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション』
2016年1月20日(水)~4月4日(月)
@国立新美術館(六本木)

◼︎時間10:00~18:00
(金曜は20:00まで開館、入場は閉館の30分前まで)

◼︎休館日 火曜

◼︎料金
一般1,600円
大学生1,200円
高校生800円

※中学生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料

▼「はじまり、美の饗宴展」展覧会公式HP 

村上隆の五百羅漢図展@森美術館-3/6

村上隆の五百羅漢図

国際的に活躍する現代アーティスト 村上隆の展覧会が森美術館にて開催中です。

数年前のヴェルサイユ宮殿での個展が記憶に新しいですね。今回の展覧会は、カタールの王女からの依頼で制作された大作 五百羅漢図がメインとなっています。

14年ぶりの個展です。そういえば、実物を見る機会はあまりなかったのでは・・。ファクトリーで制作されたアクリル作品の完成度は高く、職人的な仕事も感じさせます。

オタク文化を日本の美術史と結びつけスーパーフラットという概念を提示した村上隆ですが、今回の五百羅漢図のモチーフは過去の日本画。
日本画の面白さを、アニメやイラストの要素を取り入れながらまた再構築したような、そんな印象を受けました。

近作に限る展示でしたが、映像やインタビューもあり、村上隆という作家を知るためにおすすめの展覧会です!

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村上隆の五百羅漢図展
2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
@森美術館

会期中無休

◼︎開館時間
10:00-22:00(火曜は10:00-17:00)
※11/3(火・祝)は22:00まで
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで

◼︎入館料
一般1,600円
学生(高校・大学生)1,100円
子供(4歳~中学生)600円

※展望台 東京シティビュー、屋上スカイデッキへは別途料金がかかります。

◼︎アクセス
森美術館
(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
六本木駅直結 六本木ヒルズ内

森美術館HP

※トップの作品画像
村上隆《五百羅漢図》2012年
アクリル、キャンバス、板にマウント 302×10,000cm 個人蔵
展示風景:「Murakami – Ego」アル・リワーク展示ホール、ドーハ、2012年 撮影:GION
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