1月のデッサン ~構成デッサンと石膏像~

2016年、1月は基礎を鍛えるデッサン課題の月でした。
前半に木炭を使った石膏デッサン、後半は鉛筆による構成デッサンです!

構成デッサンでは、好きな数字のトランプと、好きな色の折り紙、そして卵を使って自分でモチーフを構成してもらいました。折り紙に対して、卵は白く見えないといけませんが、卵の中にも影として暗い部分があります。色と明暗の”塗り”の描き分けがポイントでした。
また、トランプは普通に描くと数字だけ正面を向いてしまいます。記号と数字にガイドラインを引いて描くことで、カードの傾きに沿って描くレタリング的な要素も経験してもらいました。

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全体として鉛筆デッサンには大分慣れてきたようで、練り消しも使って描くことで、明暗でモチーフを表現できています。
また、自分でセッティングをしたことでモチーフに愛着が生まれ、画面に各々の個性がにじみ出た作品となりました!!

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木炭デッサンでは、ジュリアーノ・メディチ像に挑戦です!
石膏像は大人でも非常に難しいモチーフです。
木炭は鉛筆のように細部をはっきり描き込むのではなく、全体の明暗を重視します。量感を表現するために、光と影を追いながら面として捉え、どんどん塗っていきます。
特に今回は口と鼻に注目して、輪郭線ではなく影を塗っていく描き方を体験してもらいました。

 

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メディチは巻き毛が難関ですが、各自、光の方向を捉えながら、表面的なぐるぐるに惑わされず、かたまりとしての明暗をうまく表現してくれたのではと思います!

木炭は描くだけではすぐに落ちてしまいます。指で軽く抑えたり、強く抑えたり、ガーゼを使ってみたり・・・と、手と指を使って描いていくのは一味違うデッサンで、「あ、こうすればいいんだ」と発見をしながら進めていきました。

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基礎編は1月まで。2月からは応用課題に入ります!
どうぞお楽しみに!!