11月は工業製品の構成デッサンと、静物水彩画です。
【構成デッサン】
今回の構成デッサンでは、テープ、針金、手袋をモチーフに、各自で組み合わせました。
針金はねじったり、くるくるにしてみたり、ここに何か欲しいな~というところに配置しています。
テープも手袋も、単純な形だからこそ!大人でもとても難しいモチーフです。
テープは基本的な円柱の形体を捉える練習でもあります。
ものと地面との接地面、明暗の入れ方など、「ものが置いてあるように描く」にはどのようにすればよいかを体験してもらいました。
【ウクレレのある静物】
後半はウクレレのある静物に透明水彩で挑戦です。
ウクレレは難しいかな~??と思いきや、みんなスムーズに形を捉えてくれたのがとても印象的でした!
透明水彩では、持っている絵の具は赤・青・黄の3原色だけです。
濃い緑の布やワインの瓶、オレンジのウクレレ、お花の紫など、「うまく色が出ない~」など苦戦しながらも混色のおもしろさを体験してくれたのではないでしょうか。
ワインボトルの映り込みと色味、ラベルのディティールがよく描けています。ウクレレも堂々としていて、存在感のある作品ですね!
軽やかな色彩が印象に残る作品です。ウクレレの鉛筆のラインやビンの形、布の深い色味など独自の視点が魅力的です!
構図の入れ方がうまいです。モチーフを大胆に入れ込んだおかげか余白が生き生きとしており、左手前から右奥へと奥行きを感じさせています!
角度のある位置からのウクレレのデッサンがよく描けています。布の明暗の位置もざっくりではありますが置くべきところに置いてあり、よく観察しているのが伝わってくる静物画です!
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今回はイーゼルで描くことで、ついつい多くなってしまう水加減をうまく調節してもらいました。
透明水彩は初めて、という声もあるなか、着彩もさくさく進み、楽しそうに完成まで描けたのではと思います。