ボッティチェリ模写

6月の前半は人の顔の描き方の練習です。

ボッティチェリの作品を参考に、人物模写を行ないました。

【ボッティチェリ模写】

ボッティチェリは、ルネサンス期のイタリアの画家です。「ヴィーナスの誕生」と「春(プリマヴェーラ)」がとても有名ですね。教科書にも乗っているので、貝に乗っているヴィーナスの姿を、皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか。

今回は、顔が大きく描かれているボッティチェリの作品から、各自好きなもの選んで模写を行いました。人物は模写ですが、背景は自由にアレンジしてもよいことにしました。

 

DSC_2022_web2

左目が少しだけ見える、少し難しい角度に挑戦しました。小鼻や口のラインなど、ボッティチェリの線描を丁寧に追ってくれました。手鏡を見る女性のネックレスに、妖精が光を送っているようです。背景の教会はステンドグラスが素敵ですね!

 

DSC_2026_web2

横顔の女性です。あご下と、首のラインが美しいです。首の下から手前の肩にかけての奥行きもよく描けていますね。布のしわと、肌の微妙な陰影に焦点を当てて描き込まれています。ルネサンス期の衣装も魅力的です!

 

DSC_2035_web2

迫力のある作品になりました!まるで男性がこちらに語りかけてくるようです。主に茶とグレーで描かれた着彩のトーンがきれいです。手のデッサンもとても面白いですね。指は少し難しいポーズでしたが、じっくり丁寧に描くことで、見どころの1つにしてくれました!

*******

夏休み前に行なった課題を、続けてご紹介いたしました。描写をしっかり追求したり、想像力をどんどん働かせていったり、各自がそれぞれの姿勢とペースで作品に向き合えたのではと思います。

さて、あっという間にもう夏休みも終わり、2学期が始まりますね。7月8月の応用課題は、少し時間をおいて、またいくつかピックアップしてご紹介いたします。

それでは、晩夏と秋を満喫しつつ、引き続き制作していきましょう!