【タブノキ展2016 報告レポート(3)】

作品レポート第3弾は、油彩作品を中心にご紹介いたします。
 
 

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「夢をかりる」 油彩、キャンバス / 「夢のサンプル」 油彩、板

渡邊さんは、今回シュルレアリスムの夢をイメージした作品2点です。
右手は、誰かの思い出や夢のかけらを拾ったという設定で描かれています。ふわりとしたタッチに一瞬ぞくりとするモチーフが描かれており、見る人の想像を膨らませる作品でした。
左手は、女性が誰かの夢を借りて見ている、という設定です。とりとめもなく広がりつながる、夢のイメージを具現化すると、まさしくこのような感じかもしれません・・!!

 
 

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「カプリ島の猫」 油彩、キャンバス/ 「果物とビン」  油彩、キャンバス

丸山さんによる油彩2点です。なんと左は初めての油彩で、右側は2枚目です。写真だと分かりづらいですが、2点ともたっぷりとのった油絵の具のマチエールが魅力的です。
カプリ島の白壁に囲まれながら、猫は地面の水を追っています。壁の表情と猫の表情、そして白壁の日差しに、カプリ島の空気感が伝わってきます!

 
 

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(左)「帰り道」 油彩、キャンバス

菊地さんです。油彩は点描の中に、里山の風景が広がっています。
近くで見ると点描の風景が揺れているように感じる一方で、離れて見ると遠近感はしっかりと描かれている、密度の高い作品です!

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(上)「ねこのパーティー」 ペン、色鉛筆、水彩、紙 /(下) 「絵本(束見本/ねこのパーティー)」 紙に印刷

菊地さんが作った絵本です。モノクロ見本と、額に入っているのは絵本の1ページでもあります。猫かぶりをヒントに・・・猫がたくさん登場しています。面白い作品なので、詳細はぜひ絵本をご覧ください!着彩した作品も、ペンと色鉛筆の組み合わせが絶妙で素敵な1ページでした。

 

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作品紹介はまだまだ続きます!!