『Twelve Animals展』~作品紹介4

作品紹介は1~5まで続きます!

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左『Inoshishigata Jomon Figure』、 右『Chagu Chagu Umakko』  勝田さん

左は猪型の縄文土器、右は岩手県のお祭り「チャグチャグ馬コ」がモチーフとなっています。それぞれ、ブルーとオレンジの補色同士で、高彩度の背景と、低彩度の動物の色彩の組み合わせが絶妙でした!動物のフォルムは、「かたちのおもしろさ」について考えさせられる作品でした。

 

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『彩霧に潜む』 髙木さん

霧の向こうに遠くイノシシが見え隠れしています。オレンジは手前に見えたり、濃いグレーは奥に見えたり、画面に漂う四角形同士の作る奥行きと、はっきりと白く浮き出るように描かれた牙との関係が作る空間が印象に残ります。彩どりのある霧、という発想が魅力的でした!

 

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左右ともに 『寂しくなった私は羊を創ることにした。』  渡邊さん

どきりとするタイトルに、心惹かれた方も多いのでは!不思議な色彩の絵とコラージュは、連続する時間軸内にあるようでありつつ、それぞれが単体で成立しているようにも見えます。同じ主題を2つのアプローチで扱うことで、より多角的に詩的な心象世界が表現されていました!

 

 

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だんだん紹介文が長くなってしまいました・・・。

大人の作品は以上です!

最後の作品紹介5ではジュニアクラス作品をご紹介いたします。

 

 

『Twelve Animals展』~作品紹介3

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『11番目の世界』粕谷さん

使った画材は、 紙にシャープペンシルだけ!密度のある画面構成と、前景の表情豊かなデッサンに、独特の世界に引き込まれるようでした。宗教画や古典からの引用も、魅力的な世界観を支えていました!

 

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左『風景をみる白いトラ』 、 右『まどろむヘビ』 小島さん

 

独特の線の描写が魅力的で、見れば見るほど味わい深いホワイトタイガーです。絵本の中に出てきそうですね。トラとヘビ、ともに恐ろしい生き物のはずなのに、小島さんの手にかかることで、なんだかほっこりとさせられてしまう、そんな不思議な作品です!

 

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『Rabbionette』 山田さん

主な素材は和紙と粘土のマリオネット作品です。なんと、木製パネルは取っ手部分だけ取り外し可能。手持ちでマリオネットとして、操ることができます。糸が中を通っている構造はもちろんですが、爪や瞳、うさぎの出っ歯など、細かな部分まで心くすぐられる造形でした。

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山田さんはラビオネットに加え、ウサギとゾウのパラパラまんがも。こちらも思わずニヤリとしてしまう、素敵な3部作でした!

 

 

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続きは後日アップいたしますのでお楽しみにどうぞ。

『Twelve Animals展』~作品紹介2

 

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『いぬと私』三善さん

手前から奥にかけての芝生の遠近感と、奥の雑木林の表情が味わい深い作品でした。秋空と、犬と私、というモチーフの取り合わせが、ぐっと世界を広げています。犬の視点の先を想像させる構図が魅力ですね!

 

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『天竺』 横田川さん

今回の展覧会で、唯一、動物を描かない作品でした。「さる」のイメージから出てきた天竺ですが、潔く「さる」を排除して、人影だけがふわりと描かれています!
シンプルな構図に、油彩の荒々しいタッチが魅力的な作品でした。

 

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左『うしのいるスペース』 、右『見つけちゃったひと』 荒井さん

ぐっと首をつきだした牛を、魚眼レンズのような視点で描いています。草原に風がふきぬけるような、心地よい作品だと思います!雲海の方は夕陽と雲の光の変化がきれいな作品ですが、実はヘビがたくさん・・・・!?皆さんは何匹見つけられましたか?

 

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『木の上のワオキツネザル』 柿嶋さん

キツネザルらしい印象的な目が、キュートな姿の中に野生を感じさせます。ぜひこの絵を見た後に、動物園でキツネザルを見に行ってみてください。ふわふわの尻尾は、思わず触りたくなりますね!!

 

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まだまだ続きます!!

 

『Twelve Animals展』~作品紹介1

作品紹介

お待たせいたしました。小作品展の作品紹介です!!

11月末に開催しました小作品展の作品画像を数回に分けてご紹介していきたいと思います!

 

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福山さん「HAPPY BIRTHDAY」

辰年のご家族の誕生日に合わせて描いた作品です。下部のヒトデは、12か月分の誕生石が・・・!

画面構成が魅力的な作品でした。

 

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塩谷さん「YOU’RE GONNA CARRY  THAT WEIGHT」

墨と水彩絵の具です。墨ならではの独特のラインを活かしながら、墨と水彩で描かれています。羊の形をした雲が大発生、なんだかわくわくする世界です!!タイトルが気になりまね。

 

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Maikaさん「2:55PM」

15時のおやつに用意したカップケーキが・・・あらら!?
テーブル上のうさぎのサイズ感と、淡いトーンの色彩に心くすぐられます!
紫色のカップケーキの質感が魅力的で、どんな味なのか気になります・・・。

 

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石山さん 左「キュービックマウス『ミニー』」、右「日本三鳴鳥(ウグイス・コマドリ・オオルリ)」

モチーフの雰囲気は異なりますが、優しげな視点と細かな部分の丁寧さが光っていて、ミニーちゃんと三鳴鳥、どちらも魅力的でした。3種の小鳥が今にもさえずりそうですね。皆さんもぜひ聴き比べてみてください!

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つづく

【速報】「Twelve Animals」タブノキ小作品展 開催報告(1)

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今週末、2017年11月25日(土)・26日(日)に絵画教室タブノキ有志による小作品展を開催いたしました。
両日ともに青空の広がる秋晴れに恵まれ、盛況のうちに展覧会を終えることができました。
ご多忙の中、会場までお越しくださいました皆さま、誠にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

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タツノオトシゴの作者と。

 

 

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2日間という短い期間にも関わらず、なんと80名ほどのご来場者でした。
ありがとうございました。
続きまして、作品展示風景を開催報告(2)よりご紹介いたします。

【速報】「Twelve Animals」タブノキ小作品展 開催報告(2)

展示風景のご紹介です!

 

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受付から手前の空間です。

 
 

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左から、水彩2点、ペン+水彩色鉛筆、墨+透明水彩。
多様ではありますが、「紙の白」という共通項も・・・!

 
 

こちらはジュニアクラスです。
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今回、ジュニアの小学生は、写生から離れ、「写真ではできないこと」に各々挑戦しております!

 
 

以下、大人に戻ります。
油彩、アクリルなどなど。遠目からでも層の厚みを感じますね。
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日中は陽の光が差し込む心地よい空間となっておりました。

 
 

開催報告(3)へ続きます!