報告レポートも後半です!
石崎さんの鉛筆画です。壁のタイルや立ち食いそば屋のメニューまで、ディティールの描き込みがとても見ごたえのある作品です。このそば屋さんやセンターロードに行ったことがある人も多く、皆さん楽しんでいました。確かな描写力はもちろん、大胆に捉えた構図も魅力的でした!
荒井さんの水彩画です。柔らかな色調がとても気持ちいいですね。淡い色味ですが、丁寧に観察して色づくりをしているのがよく分かります!「左手の光はどうやって描んですか?」と数名から聞かれてしまいました。学生街にあるカフェらしい、わくわく感が伝わってくる作品です!
渡邊さんの油彩2点です。独特な色彩が印象に残ります。左の作品は菊名池公園プールです。橋の向こうを見据える傘をさした少年二人。どこか異次元に連れていかれそうな雰囲気が魅力的な作品でした。右側の野苺は油彩らしい色の重なりに魅かれた人も多かったのでは!
新丸子駅 「飛行機に乗って旅行に行きたいな」、学芸大学駅 「街の中華料理店」/油彩
菊地さんの油彩2点です。多摩川の土手では野球をしている人がいて、空には飛行機が飛んでいます。中華料理店は乱雑にかけられたのれんと、食品レプリカが画面に動きを与えています。小さなキャンバスの中に、ちょっとした日常の面白さを発見させてくれる作品でした!
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さて、最後に、
今回の小作品展のチラシとポスターに協力してくれた高木くんに改めてお礼を言いたいと思います。
チラシを見て、「先生の絵ですか?」と何人かの方から聞かれてしまいましたが、こちらは土曜日クラスの高木一文くんの作品です。高木くんの色彩構成には確かな安定感があるので、これは信頼してお任せしてしまおう!と思いお願いしました。
遠近法を利用した迫力のある構図に対して、同系色で明度を利用した色の構成が画面に統一感を与えています。中央の線路を、横から捉えているのが良いですね。青は通勤通学の朝と夜のイメージから来ているとのこと。爽やかでインパクトのある作品をありがとうございました!
さて、小作品展の報告レポートは以上となります!
会場の日程の関係で、師走の忙しい時期の展覧会となってしまいましたが、ご協力頂いた皆様、そしてご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。ひとりひとりが真剣に向き合った作品が集まることで、非常に豊かな展覧会となりました。
今年ももうあと少しです。
どうぞよいお年をお迎えください。
また来年も絵を描きましょう!